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植物と水の関係:1。

植物が生長したり、生命維持するために
必要な最低限の条件、要素として、
これまでに「光」「温度」を取り上げてきた
んじゃけどが、もうひとつ最後に大切な要素
として、今回は「水」をテーマに進めていこう
かと思っとるんじゃけど…。

難しいテーマじゃけぇ、2つに分けることに
した! この記事は、その「1つ目」にあたる
記事じゃ。 なんでまた、それぐらいに「難しい」
んかと言うと、ようわからんのん(笑

でも、人間の体のおおよそが「水分」で構成
されとるように、植物の体も、おおよそ「水分」
で構成されとるわけじゃね。


今回は、植物にとって「水」とは!
水の役割とは! ってことで、話を進めて
行こうかと思っとります。 では、早速。




まず植物にとって水は、何よりも先に「生命維持」
のために必需。「生きるため」に水が必要で、
そりゃだってもう、植物の細胞単位で「水」が存在
しとるんじゃもん。 水が枯れれば、細胞も枯れて
死ぬことになって、一度死んだ細胞は、再び水を
与えても生き返ることはないもんで。 

それに、成長するときには「細胞」もドンドン
増えとる状態じゃけぇ、おおよそ水分で構成された
細胞を増やし、植物が生長するためには、やはり
「水」は必要ってことは、人間に例えてみれば
想像つくと思います。

よく「ブドウ」なんかを、間違った時期に剪定したり
すると、切り口から体液が流れ出てたの原因で、
枯れることがあるんよ。

経験者じゃけども…(笑 これはただ単に「水」
ってことじゃなく、人間で言えば「血液」みたいな
もんで、水に溶けた酸素とか、大事な栄養、成分
を含んだ「水」なわけで、それが大量に流れ出る
ことは、やっぱり植物にとっては危険なことなんよね。

そう、「水」は根から吸収されて、葉から蒸散する
までの間に、植物の体内を巡り続けとって、
常に新鮮な血液の役割を果たす水が供給される
ことが大事なんよ。


この供給が維持されない場合、つまり植物が
必要にしとる水分が適度に補給されん場合、
葉から水分が蒸散されて、細胞とか組織に蓄え
られた水分を使い続けることになって、そのうちに
細胞は萎びて再起不能になる。 それだけに、
植物にとって水は、生命の維持に欠かせない
ものとして、捉えんといけんわけ。

ここで「蓄えられた水」って書き方をしたけどが、
これを植物の貯水機能って言う。 ご存知の
多肉植物は、この貯水機能が非常に発達した
植物で、通常の植物異常に、水分を体内に
蓄えることができるけぇ、乾燥に強いってわけ。





次に大事な水の役割は、「光合成」のときに
必要な水素の供給とか、土の中に溶け込んだ
養分を水に溶かして吸収させたり、またその水
を体内で移動させること。 これは、光合成の
お話したときに、水が必要なことは言ったねぇ♪

植物が根から吸収する「水」には、土中に溶け
込んだ養分が混じっており、それを一緒に吸収
して、葉まで運搬することで光合成に水が利用
されるわけじゃな。

光合成で作り出したショ糖とか、果糖、でんぷん
なんかの、植物の成長に不可欠なエネルギー
成分もまた、この「水」が成長点まで運搬する
ことになる。


逆に、光合成するときに「水」が不足すれば、
水素の供給もなく、また養分の運搬が効率的に
行われんことになるけぇ、植物は成長が鈍って
しもうたり、新鮮な養分とか酸素を含んだ水
までもが、細胞に行く渡らんくなって、株が
「老化」する。





次に果たす水の役割は、ずばり「体温調節」
じゃね! 植物は、葉から水分が蒸発させる
ことで体温を調節するんよ。 人間が暑いとき
に「汗」をかくのと同じじゃなぁ。 つまりは、

水が不足したら、蒸散作用がうまく機能せん
けぇ、体温調節もできず、体温が上昇して
細胞が死ぬことにもなる。 

丁度、この時の症状として現れるのが
「葉焼け」じゃね! 「葉焼け」にはいくつか
原因になる条件があるんじゃけど、この水は
すごく大きな条件の一つで、水が不足して
体温調節ができんことは、生命維持だけじゃ
なく、光合成にも悪影響が出てくるし、
葉焼けとかにも関係してくると。


じゃけど、忘れちゃいけんことがある。
それは、例えば夏の暑い日の日当たりの場合、
いくら十分に水を与えてあったとしても、根から
水を吸収するスピード、量よりも、葉から蒸散
する水分のスピードが速かったり、量が
多かったりすることもあるってこと。

そうなると、蒸散作用による潜熱逃避だけじゃ、
体温が下げられんけぇ、それが「葉焼け」の
原因になることもあるん。 つまり、水が不足
しても「葉焼け」するんじゃけど、もし水が
十分に与えてあっても、その植物に適した
温度を超過した場合には、吸収と蒸散の
バランスが悪くなって、害が出るってことじゃね。


ここでもやっぱり、植物にとって「水」を考える
場合でも、光の量とか、温度が関わってくること
になる。 いつ、いかなる場合でも「総合的」に、
判断することが大事ってことじゃな!

この例で言えば、水は十分供給されているが、
光量が多すぎて、さらに温度も生育温度を超過
しているので、葉焼けの症状が出て、植物の
具合が悪くなった。 と、そう判断できるわけ。

もし、植物が「葉焼け」を起こしてしまったとき、
一番最初に思い浮かべられるのは「光が
強すぎた!」ってことじゃと思うけど、実は光量
よりも、水に原因があったり、温度に原因が
あったりすることも多い。

業者さんに相談して返ってくるアドバイスも、
だいたい、何とかの一つ覚えみたいに、この
理由をあげてくると思うけどがね…。 
残念なことに…(笑 


じゃけど、半透明のビニールを使ったハウスで
栽培しとる植物に、葉焼けの症状が出ることも
多い。 それは、光量の問題より以前に、温度
とか、水を疑うべきじゃね。

通気が悪くて、鉢の周辺が高温になり体温調節
が必要なのに、それに必要な水分が供給され
とらんかったりする。 何度も言うけど、植物の
栽培管理で考える要素は、何事においても
「総合的」に判断せんといけん。


だって、総合的に働くことで「植物」は
育っとるんじゃけぇ。


んで、この記事の最後にまた、大切なことを…。
それは「植物は水を求めて根を伸ばす」ってこと!
なんで、庭植えした植物とか、道端に生える
草なんてのは、水やりをしとらんのに生命維持
できて、さらには育って、開花までできるんか…。
不思議じゃない?(笑

それはな、植物が水を求めて、地中にしっかり
「根」を伸ばしとるけーなんよ! 雨が降って土は
濡れ、水を吸い込むよね。 言えば、コンクリートの
隙間にも、細かい砂とか埃が雨に混じって堆積して、
土の役割を果たすようになるわけよ。


ただ、人為的に「水」が供給されんぶん、実に
根は、水を求めてどんどん、どんどん根を
伸ばしてくる。 逆に、水が絶えず供給される
ときには、水を求めて根を伸ばす必要が、
あまりない。

ずばり「良い根」とは、水を求めて伸びて行った
根のことであり、そうやって伸びた根は、少しの
水分も無駄にせず吸収できる良い根と言える
と思うよ。 

それが証拠に、元気のよい鉢植えを抜いて
根を見たとき、根は鉢の中にいっぱい張って、
そのことで植物は体を倒すことなく直立したり、
たくさんの根が効率よく水や養分を吸収できる
ってことじゃ。

根の張っとらん植物は、グラグラして倒れたり、
水を与えても水を必要なだけ吸収できずに、
弱弱しくなるよな。





次回書く記事で「水やり」のことには触れていく
けどが、よくいわれる鉢土の表土が乾いたら、
たっぷり与えるってのはそういうことで、常に
土が湿った状態じゃ、水を求めることに怠慢した
根はほとんど伸びることはなく、株はどんどん
不健康になっていく。

それとは対照的に、ある程度乾燥状態になる
まで待ってから水を与えることで、根は水を
求めてよく伸び続け、株が健全に保たれる
ってことじゃね!


ここでも言っとくけど、植物にはいろんな性質を
持ったものがある。 土が常に湿った状態にないと
育たん植物もあるし、乾燥に強いものもある。

それぞれの性質に合わせた管理が必要で、
総合的な判断で栽培はするが、統一的な栽培
ということじゃーないので、ご注意!


さて、それを踏まえて「チランジア」とか
「多肉植物」ね。 これは、その他の植物に
比べたら、かなり乾燥に強い性質を持つ。

でも、植物全体がもつ「水を求めて根を伸ばす」
ってことにおいては、どの植物も同じ。 だって、
何のために根を伸ばすかって、水を吸収
するためなわけで、当然の理論よねぇ(笑


ただし、チランジアとか、蘭の一部なんかは、
植物の分類上じゃと「着生植物」に分けられるもの。
つまり、もともと湿度の高い環境下にあって、
木とか、その他の植物に根を着生して育つ。

さらには「気根」っていう、土の中に生える
根とは違った特徴を持った、空気中から水分を
効率よく吸収できる根を備えとったりする。

多肉植物においては、その根とか茎、葉、体
全体に渡って、根から吸収した水分を、体内に
貯水する機能があるために、乾燥に強くて
水やりが、その他の植物よりも少なくても
生きられるって仕組み。

つまり「チランジア」とか「多肉植物」は、
植物として特別な環境下で生きるための機能を、
独自に備えただけのことであって、植物として
考えるとき、生命維持や光合成、根の発達の
ためには「水」が同じように必要なわけで、
なんら変わりはない。


考え方が同じなら、栽培も同じように総合的な
判断の下で、取り組めば良いことじゃわな。

「多肉だから乾燥が好き」なんじゃなくって、
多肉にはそういう機能が備わっているから、
結果的に乾燥気味の管理が好ましいってだけ
のこと。

また、そういう機能を持っているから、根が水を
求めてよく伸びるような環境にしてやるために、
水やりは「体内の貯水が減り、植物が乾燥
状態」になってからおこなうのが好ましいってこと。


サボテンなんかの多肉植物は、一般的に乾燥
に強いとか、水やりが少なくていいとか、僕に
言わせると、そもそもその考え方が「判断」を
誤らせると言うか、どうして乾燥に強いのかとか、
乾燥に強いと、どうして水やりの回数が少ない
のかってことを、知ってないと駄目と思うんよね。

それを知ることで、多肉植物の水やりは
変わってくると思う。 生育期、つまり光合成
活動が活発で、水分をよく使う時期には、体内
に貯水された水分が必要以上に使用されない
ために、鉢土が乾いた時点で「水やり」をする
ようになるけど、生育が中断された休眠期には、

光合成活動は活発ではないので、体内の貯水を
使いながら、生命維持のためだけに、適度な
水やりをすればいいし、気温の低い冬の休眠期
には、体温調節のための蒸散はあまりなされない
ので、それを考慮した水やりは、ほとんど必要が
ないってことになるわな。

そうなると、乾燥させすぎて枯らしたり、水を
与えすぎて失敗する確立も、グッと減るじゃろ。
水が好きな植物じゃけぇ、絶えず水を与えるん
じゃなく、乾燥が好きな植物じゃけぇ、いつも
いつでも乾燥させてとくんじゃなく、その植物、
時期、環境を総合的に判断して、適切な
「水やり」をせんといけんね!
  



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